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北極から日本にやってくる魚

 ノルウェーは水産業が重要な産業の一つで、例えば古くから「タラ」の加工・輸出が行われていたようですが(2016/05/25記事参照)、近年ますます魚の養殖や輸出に力を入れており、特に日本向けにはかなり力を入れていることが伺えます(最近では、ノルウェーサーモンのCMをテレビで見た方もおおいことでしょう)。スーパーの魚売り場でも、注意してみるとサーモンだけでなく、サバやシシャモなどにノルウェー産が増えてきました。

 アトランティックサーモンのブランドで「ノルウェーサーモン」という名はよく見ますが、最近近所の寿司屋で見るようになったのが、


「オーロラサーモン」
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 普通日本で見るノルウェーサーモンはノルウェーでも南の方の養殖場が主なのだそうですが、なんでもこれは、北極圏、それもトロムソに近い養殖場のサーモンなのだそうです。近所のスーパーに入っている寿司屋で「オーロラサーモンづくし」は798円(子供も食べるのでさび抜き(^_^;;)。
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 サーモンの握り寿司は現地トロムソの寿司屋でも食べることができ(2015/11/18記事参照)、さて日本で戴く「オーロラサーモン」はどんなものかと買ってみましたが、脂も乗っていて美味しいサーモンでした。生のまま空輸してくるというのも、美味しさの重要な要素になっているのではないかと思います。
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 一方、こちらはノルウェーではありませんが、ある日本の回転寿司で見つけたネタ。


アイスランドの「北極イワナ」
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 トロムソ大の先生のお宅でのディナーに家族で招かれたときのメインがこの魚だったのですが(2016/04/11記事参照)、「イワナ」を英語で"char"と言うのを初めて教わりました(ノルウェー語は"røye"で、日本人には非常に発音が難しいです)。

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 ちなみに、トロムソのスーパーの魚屋さんで"røye"はこのように売っています(写真中央の魚たち)。
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 コロナウィルスの世界的拡大でノルウェーにも行くことができなくなり(トロムソでやっているお仕事は完全に休止中…)、逆に日本にいてノルウェー・北欧の物を見つけるのに敏感になっているような気がします。

 一日も早くこの感染症の流行が終息し、海外に普通に出かけられる日々が戻りますように…。



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by tac_sato | 2021-01-17 22:48 | 料理・食材 | Comments(0)  

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